和室を作るとしたら、どのような間取りにしたいでしょうか。
悩みどころの1つかもしれません。
大きく分けますと、リビング隣接タイプか、独立タイプかに分かれます。
目的がはっきりとしていたり、好みが決まっていれば、決まるのも早いかと思います。
さらには、土地や、スペースに余裕があれば、LDK+2部屋も可能です。
しかしながら、なかなか、そうもいかない場合が多いのが現実。
今回は、和室の間取りについて、メリット・デメリットをふまえ、それぞれのタイプを考えてみます。
我が家につきましては、独立タイプにしたのですが、今では、失敗したなと思っております。
その点につきましては、失敗談(笑)として、また別記事に。
リビング隣接タイプ
多目的に使える、閉めてしまえば、独立した部屋としても使いやすい、というような点で、最近はリビング隣接タイプが主流に感じます。
メリット
- 開口部分を広くとれば、広々としたリビング(つながり)になる
- つながりを感じながら、落ち着きを感じられる空間
モダンな和洋折衷 - ごろ寝がしやすい、冬はこたつなども
- 収納(押入れ)が活かしやすい
- 家事室として
アイロン
洗濯ものをたたむ
落ち着いて家計簿をつける - 趣味室としても○
- 育児に目が届きやすい(こどもの遊び場、宿題・お勉強コーナーなど)
- 家族に介護が必要となった時に目が届きやすい、より安心・安全性
- より親しい親族の集まりや宿泊向き
- 通気や換気がされやすい
デメリット
- 音が気になる
扉を閉めても音はもれやすい
テレビの音量、家事や料理、食器洗いなど - においが広がりやすい(LDK一体の場合など)
- 来客メインとはなりにくい
- 親族以外の来客の宿泊には不向きかも
- 雑多なイメージになりやすい
その他
その他の和室の間取りとして、こんな形も見かけますね
- 畳コーナー
スペースがとれない場合、ちょっとした和室空間が欲しい場合など - 小上がり和室
おしゃれなイメージ
床からの高さをとり、その空間を収納とする、かなりの収納力が期待できそう
高さによっては、腰掛けやすい(その段差をどうとらえるかは別として)
独立タイプ
では、独立タイプはどうでしょうか。
メリット
- 音が気になりにくい、静か
- より和室らしくしつらえる、和を感じられる落ち着ける空間
- 独立させることで、別部屋(居室)として応用がききやすい
よりきっちりとした、客間として位置づける
書斎、趣味室など、専用の居室として、空間に、生活にメリハリをつける
最初から、または将来的に親世代と同居する際の居室として
また将来的に、子世代と同居する際には、自分世代の居室とする
子供部屋としての居室、など
デメリット
- あまり使う機会がない、もったいない空間になる可能性
- ありがちな、物置部屋になってしまうかも
- 収納(押入れ)も開かずの扉にならないよう、より注意が必要
- 通気や換気などが行き届かないと、ダニ、カビなどが発生しやすい環境になる
北側に作るパターンが多い
まとめ
どちらが、良くて、どちらが、悪いとは、言い切れないところです。
- 目的や状況によって
- 使い勝手によって
- 好みによって
などで、決め手をご検討されることをおすすめします。
本日は、和室としましたが、LDK+居室という意味では、洋室(フローリング)の選択肢もあります。和室か洋室か、という点では、また違った意味合いになりますので、今回は「和室」という点で、区切ってスポットをあててみました。
大きな意味での間取りのやり直しは、ほぼ、きかないと思っていた方が無難です。
(将来、大々的なリフォームを視野に入れる場合を除き)
後悔しない為にも、ご検討にご検討をかさねてみてはいかがでしょうか。
以上、「和室はリビングと隣接タイプ?それとも独立タイプ?」でした。