家づくりの最も重要なポイントのひとつ。「間取り」。
中でも、LDKは住まいの中心部分となりますね。まずは、形や広さについて考えてみます。
L:リビング
D:ダイニング
K:キッチン
LDKのつながり
LDKのつながり方によって、その印象は大きく変わってきます。
基本のタイプ
- LDK一体オープン型
- L・DK型(リビング独立型)
- LD・K(キッチン独立型)
- L・D・K独立型
もう少し細かく
基本のタイプの他、もう少し細かく考えてみます。
- LDK一体オープン型
・LDKを一列に配置
・DKを対面式にしてLを横に配置
・DKを横並びにしてLを他に配置 - L・DK型(リビング独立型)
・食事(食卓)とくつろぎ(居間)のスペースを分ける
・リビングでの来客対応時、安心 - LD・K(キッチン独立型)
・音や匂いを気にせず、お料理・あと片づけしたい
・キッチン部分はあまりオープンにしたくない - L・D・K独立型
・各空間をわける
- その他
・各空間などと建具で仕切るか、壁面などでゆるく仕切るか
・対面式キッチンの場合、吊戸棚をつけるか、つけないか
・空調も考慮する
そのバリエーションは豊富にありますし、家族の生活スタイルによっても様々です。皆で意見を出し合って、具体的に要望を整理していきましょう。
LDKの広さ
次に、LDKの広さを考えてみたいと思うのですが、これは、一概には言えません。
- 大前提に、土地の大きさや形があります
敷地面積80~100坪
敷地面積60坪
敷地面積45坪など
当然ですが、1階にどれだけ広さを使えるかが違ってきます - 人により、現在の住まいの状況により、広さを感じる感覚の違い(個人差)
- LDK(他の空間とも)のつながり方によって、同じ帖数でも広く感じる・狭く感じるなど、印象は大きく変わります
- キッチンの形によっては場所をとるパターンもあり
6帖を基準として考える
ですので、ごこごく一般的に考えてみたいと思います。
- いわゆる6帖程度(個室)から考えますと、イメージがつかみやすいです
- 各空間を、6帖・8帖・10帖程度の空間のかたまりで考えてみると、広さの段階が、より合計数のイメージに近づく。(エアコンや照明器具の広さ表示にも、よく使われていますね)
ここで例として取り上げるモデルの家族構成:ご夫婦とお子様2人の4人家族
キッチン部分を約6帖
ダイニング部分を約4.5帖
リビング部分を約6帖
合計16帖程度(ぎりぎりか、ちょっと狭いか、コンパクトに考えるなら十分かも)
キッチン部分を約6帖
ダイニング部分を約6帖
リビング部分を約6帖など
合計18帖(できれば欲しい広さ)
キッチン部分を約6帖
ダイニング部分を約6帖
リビング部分を約8帖~10帖など
合計20帖~22帖(理想に近い、おそらく家具がゆったりめに置ける広さ)
キッチン部分を約8帖
ダイニング部分を約6帖~
リビング部分を約10帖~など
合計24帖~(かなり理想の広さ)
理想もふまえ、家具や収納、空調なども考えますと、広いと感じるLDKの広さは、ずばり約20帖~22帖程度となりました(私個人の感覚です)
ポイント
- どの空間を、どの程度の広さにするか
- 家具の大きさ(ダイニングテーブルや、ソファなど)も含めて考える
- 動線も重視
雑誌などの、間取り実例集などを、細かく見てみますと、敷地面積(しきちめんせき:土地)や延床面積(のべゆかめんせき:各階の床面積の合計)などが書かれていますので、合わせてチェックしてみると、参考&現実的な広さが見えてくるでしょう。「うわ~広~い!」なんて間取りだけをながめていて、土地が60坪、80坪…みたいな(笑)私はよくだまされました。
他の空間とのつながりなど
家の中心部分となるLDK、その他の空間とのつながりも重要ですね。
- リビング内に階段を配置するか(コミュニケーションの取り方)
- 玄関ホールとの位置、扉を開けたらキッチンが丸見え!なんてことも
- 浴室・洗面との位置
- 和室やその他個室とのつながり
- LDK自体はそんなに広さはなくても、個室とのつなげ方(引き戸を工夫、開口部分を広くとるなど)で広がりをつくる
- 外とのつながり(デッキなど)
まとめ
カタログ・雑誌などで、希望に合った間取りを見つけましょう。
同じ帖数でも、形などによって、広く感じる、あまり広く感じない、の差もあります。これは、平面図(へいめんず)では以外とイメージするのが難しいかもしれません。完成現場見学会などに足を運んでみて、この空間で18帖などと、実際に体感するのもおすすめです。
広~いキッチンでお料理♪
広~いダイニングに大きなテーブル♪
広~いリビングで、ゆったりとした時間をすごす♪皆でワイワイ集まる♪
でもただ広けりゃいいってものでもない。その分お掃除も、移動も大変かも。と考えたりもします。狭すぎず、広すぎず?
土地ありきなところもありますが、おおよその目安をつかみ、メリット・デメリットも考えて、理想のプランを立てていきましょう♪
おうちのメインどころ、ワクワクしますね♪