「家を建てたい!」そう思い立った時、まず何から始めたら良いのでしょう。
これくらいの予算で、こういう感じの家を、どのエリアに、いつ頃建てたいか。
さっと浮かぶ方は、ほぼいないかと思います。ほとんどの方にとっては、漠然としたもの。
「夢のマイホーム」です。
ですが、思い立ったが吉日。
土地からか、建物だけか、にもよりますが、実際には意外とスケジュールにゆとりがない場合も多いです。今年こそ、来年には、○年後、○百万貯金してから、いついつのタイミングでなど。さまざまにあるかと思います。
直前になってあわてない為にも、まずはイメージづくりから始めてみましょう。
では実際、どんな風にイメージづくりしたら良いのでしょう。書き出してみました。
- 情報収集
- ざっくりとイメージしてみる
- 現在の住まいの不満をあげてみる
- 要望をあげてみる
- 優先順位をつける
- 予算もまじえて検討
- 固めていく
情報収集
まずは、情報収集です。
フリーのものから、購入雑誌、インターネット、資料請求、住宅展示場など、手段は色々あります。チェックしてみましょう。時間のある時に、ポストイットを貼ったり、切り抜いて空間ごとにスクラップブックにしたりするのも、イメージづくりに役立ちます。特にその為にお金を使う必要もないので、ノートでもよし、差し替えのきくルーズリーフもよし。パソコンでデータとして取り込めば、自由に組み合わせたり、貼り直しがききそうですね。
インターネットでの検索も合わせて、やはり雑誌など、紙で見れる方が何かと便利なので手に入れておくことをおすすめします。
ざっくりとイメージしてみる
イメージづくりの第一歩、ざっくりと、希望を書き出してみましょう。
例えば、外観は?:
- 洋風のかわいいおうち
- シックでモダンな感じ
- 和風モダン
- ナチュラル
- シンプル
- 白いおうち
具体的な希望がいきなり浮かんでくるかも?:
- 対面式キッチンのLDK
- お庭には家庭菜園とウッドデッキ
- 収納に困らない設計
- 洗濯物を広々と干したい
- ペットを飼いたい
きっと実際書き出してみると、たくさん浮かんでくることでしょう。住む人の数だけ、夢がありますね。
現在の住まいの不満をあげてみる
細かな要望を引き出すためには、まずは今の住まい・暮らしの中での、不満な点や不便な点をあげてみるとわかりやすいです。
例えば:
- 収納が少ない
- リビングが狭い
- 玄関が狭い
- 個室がない
- 暗い、日当たりが悪い
- 庭が狭い
- 駐車スペースが少ない
要望をあげてみる
細かな要望をあげて具体的にイメージしていきましょう。
ここで活躍するのが、先に書き出した不満な点、その裏返しが要望になります:
- 収納が少ない→十分な収納スペースが欲しい
- リビングが狭い→家族全員でくつろげる広いリビング
- 玄関が狭い→靴箱や土間収納を備えた広い玄関
- 個室がない→将来性を考えた個室空間の確保
- 暗い、日当たりが悪い→窓の大きさや配置も重要
- 庭が狭い→外構との兼ね合い
- 駐車スペースが少ない→3台、できれば4台分欲しい
- 現在の住まいでお気に入りの間取りや、収納など、そのまま取り入れたいと思う点もあるかもしれません。
シーン別に:
- 家族との時間・空間→わが家のどんなシーンを大事にしたいか
- 自分の時間・空間→趣味スペースが欲しい
- 夫婦の時間・空間→寝室に書斎コーナー
- こどもとのコミュニケーション→リビング階段にするかどうか
- おじいちゃん、おばあちゃんのお部屋→和室か洋室か。バリアフリー対策も
- お客様が来たり、泊まる機会がある→個室、布団をしまうスペース
どんな暮らしがしたい?:
- 食事やお茶は皆が集まるので、ダイニングを広くして大きなテーブルを置きたい
- ソファーがゆったり置ける、床にゴロゴロできる、広いリビング
- ウッドデッキやサンルーム、お庭と一体化した様なリビングに見せたい
- 美味しいお料理をたくさん作りたいので、キッチンにこだわりたい
- 家事動線をスムーズにしたい
- 家族で共有できるパソコンコーナーを作りたい
優先順位をつける
大切なのは、「優先順位をつける」ことです。
要望をあげていくと、限りなく出てくることも多いでしょう。ここであえて結論を言わせていただくと、全てを満たすことは、まずありえません。間取りにしろ、予算にしろ、法令にしろ、何かしらの制約、妥協点が出てきます。
大事なことは、納得とほぼほぼの満足ではないでしょうか。重要度を考え、優先順位をつけていきましょう。1番~番号をつけてみて、「これだけは譲れない」など、自分にとって、家族それぞれにとっての重要度も相談していきます。
これらをあげていくと、少しずつマイホームのイメージが湧いてきそうですね。
予算もまじえて検討
イメージづくりをしていく中で、資金計画も同時進行で。
雑誌の情報などを参考に、頭金や住宅ローンなど、予算もまじえて検討していくことが、夢を現実にしていく為には必要です。土地からとなれば、尚更。あってもこまらない、あればあるほど助かる「お金」。貯金・節約などは、すぐにでもはじめられますので、特にここではお伝えすることではないですね。また別の機会で。
固めていく
早め早めの行動がカギ。要望をあげて、アイデアを持ち寄って、イメージづくりをどんどん固めていきましょう。
いざ建てる時は、決めること、選ぶことが盛りだくさんあります。打合せ→宿題、打合せ→変更、の繰り返しです。
要望やイメージをかためておくことは、打合せをスムーズにする上にも大変重要です。
まとめ
夢はすぐそこかも知れません。
家も3回建てられるものなら、やってみたいものです。3回とは言わないけど、もう一回(笑)
完璧はありえないけど、納得のいく、ほぼほぼ満足いく家を建てたいですね。その為には、まずはイメージづくりが肝心です。
大きな買い物です。だからこそ、「家づくり」そのものを楽しんで、一生の思い出にしたいものです。早め早めの行動で、夢に向かってGO!です。