いざ断捨離をはじめてみようとしても、何から?どこから?やり方がわからない。
まずは基本から、ということで、そのコツをまとめました。
前置きとして、断捨離は、「片づけ」「整理」「収納」とは別物です。
いくつかあるなかで、まずは絞ってみます。
断捨離、基本のコツ
最初が肝心。そのコツを3つに絞ってみます。
- 簡単な小さい場所から始める
- 優先順位をつける
- 今の自分を基準にする
断捨離、基本のコツ(詳細)
簡単な小さい場所からはじめる
片づけや整理とは違う断捨離。基本は「捨てる」を目指しています。私は自分では片付けが得意だと思っていたし、大掃除する度に不要なものは捨てていた認識でいました。
しかし本来の自分は「ストック派」なので、やはり不要なもの、総合的な物量としても、増えてしまったのかなと思います。
冷静に判断し「捨てる」というのは、なかなか勇気のいる行動です。結構悩むし、時間もかかります。
ですから、最初は「簡単な小さい場所からはじめる」のが賢明です。
例をあげてみますと。
- お財布の中。期限切れのポイントカード、古いレシート、相当使っていない会員カード、診察券などが眠っていませんか?10分もあればできそうです。
- 使わないボールペン、マジック類を捨てる
自分にとって書き味の良いものにしぼる。結局いつも使うのは決まっている。使わないのに取っておくことに意味や価値はないのでは?サクッと捨てちゃいましょう。 - 必要な数以上の、結局普段使っていない、お箸やスプーンなどのカトラリー類
- 使っていない食器類
- 調味料をチェック、期限切れのものは捨てる。買うものはメモしておく。
- 冷蔵庫の野菜室だけ、次は冷凍庫、と1カ所づつ
- 引出1段だけ
- 本棚1段だけ。捨てる分、古本屋さんに持込む分などに分ける。
- 30分でやれそうな場所
- 1時間でやれそうな場所
など、慣れてくるまでは、小範囲が好ましいです。
私の場合の失敗談:クローゼットの中の本棚
私の場合の失敗談です。クローゼットの中に本棚を置いてありまして、その1段だけのつもりが、つい2~3段に手を出してしまったんです。いけるかなと思い(笑)で、結果、途中で手が止まり、その日はもうやめました。あらら(笑)
もともとクローゼットの中は整理されていて、きれいでした。年に1回は、中を全部出し、一つ一つ見返し、拭いたりとお掃除していました。なのに。
やはり「断捨離」という角度からすると、全然ちがいます。
- そのまま、捨ててOK!と思える本はどんどん捨て組へ。よしよし!
- 最初は世界地図。学生時代のものや、いただきもののしっかりとした本、これは毎年、あるのは確認し、あると便利だからと思って大事に並べておきました。でもね、よくよく考えると、ほぼ開いていない!「これは捨てるべき」と。うんいい感じ♪
- 次は、おうちを建てたときの、重たいカタログがどっさり。
これはもう捨てるだけ、と思いきや、選んだ材にしっかりとポストイットが貼られていた。
だからとっておいたのね。って忘れていたけど、納得。
「今」ではないけれど、その先の判断基準「自分」にとって必要で重要なもの。
でもカタログごと、とっておく必要はない。そのページだけを後日データ化しようとなり、出しっぱなしの状態に。 - そしてきれいに並べられた家計簿が7~8年分。そこにはいつか見返すだろう、節約の手がかりがある、何といっても自分が書いてきたという努力があり。でも私の場合、よぽっどのことがないと、あまり過去のものを見返す習慣がないのです(笑)
「これっていつまでとっておくの?」自分に聞いてみる。そしたら「い~らない」と思えました。
最終的に家計簿は今年分と過去2年分の3冊と決めたのですが、それでも過去の分の中で、とっておく大事なページなどはあり、こちらも後日データ化してから捨てる、となり出しっぱなしの状態です。 - 先に先に進んでしまい、手を付けたのが、5年以上前のるるぶなどのお出掛け本。今はネットで見れるし。確かにとっておく価値はありますが、旬じゃないし、変わっている場合もあります。3年位を目安に、必要な時に買えば良し、捨てることにしました。
ざっくり、こんな感じで、あ~と思いつつ、その日はクローゼットの扉を閉めた私です。でもこれはこれで良し!自分をほめることにしました。ネガティブを断捨離してポジティブに。
繰り返しますが、達成感、成功体験を得るには、最初はなるべく簡単な小さな場所からはじめるのが賢明です。
優先順位をつける
ものごとには「優先順位」って結構重要だと思うのですが、断捨離も自分にとっての優先順位をつけると、スムーズに行動できる手がかりになります。さてさて、どんな所に断捨離できるものがかくれているかな?例えばです。
- 安全対策(今にも上から物が落ちてきてケガをしそうな、棚の上など)
- 日頃、強くストレスを感じている場所
- 困っている場所
- 使いづらいなと感じている場所
- あとでやろうと、積んである郵便物や書類の山など、とりあえず目の前のもの
- その日、広げっぱなしになってしまったとしても、周囲に迷惑にならない場所
- ずっと気になっている場所
- 時間がかかりそうな場所
- 開かずの扉(ここまでたどり着くには年単位が必要かも)
1つできると、勇気がでてきます。2つ、3つと、気づいたらこの辺がスッキリ!
きっと快適ライフが手に入るはず。
生活スタイル、家族構成などによって、優先順位は様々。自分にとっての優先順位は何か、少しだけ考えることで、どこから攻めるか、手がかりとなることでしょう。
今の自分を基準にする
「捨てる」の基準はズバリ、「今の自分」
「今」という表現が断捨離の重要なカギのひとつ。過去も大事です。思い出となれば大切な宝物。ですが、良くも悪くも、あまりこだわりすぎるのはいかがなものでしょうか。当たり前のことですけど、時計の針は先にしか進みません。今が未来の自分につながる。だからこそ大事なのは「今」なのです。なんて、現実そうはいかない生きものが人間かもしれませんが、あえて少し強調してみました。
食品や使用期限のあるものは、判断しやすいですが、いざ、「もの」となると、やっぱり難しい。
では「今の自分を基準にする」とは?
- 今、使っているか
- 今の自分にとって必要か
- 今の自分に合っているか
- 今の自分が求めているものか
- (今ではないけど、保存しておく必要のあるものや書類)
絞り込みのてがかり:
- いわゆる単なるガラクタ(ゴミ)に近いもの
- あることすら忘れていたもの(思い出して活用するなら○)
- 必要数はどれくらいか(実はそんなに必要ないかも、ほとんど上のものしか使っていない)
- ストックはどれ位必要か(買物に行ける頻度)
- 壊れて使えなくなっているもの
- きっと我慢して使っているものもありますよね、気持ちが上がらないものはどうなんでしょうか
- 1年以上使ってないもの
- 衣類のサイズ、デザイン、色、毛玉や傷み具合など
- 家着として着るという選択肢もあり
- いつか着るかもの洋服(いつかっていつ?ってよく聞く話)
- やせれば着れるかもの洋服(まずはダイエットに成功することが先かと。成功したら思う存分おしゃれしたいとこです)
- 1年以上着ていない、もしくは前シーズン着なかった衣類
- 靴のはきごこち、足にあってないけどデザインが気に入っているから捨てられない→出番は少なく場所をとるだけ
- とっておくべき重要書類か
- 思い入れや、思い出のあるもの全て(全てを捨てなくとも、例えば写真で残せばスペースが減る)
- 今日から使う!来シーズン絶対に使う!着る!と決めたら、無理に捨てる必要はないです
- 省エネ・快適さにつながるなど、予算があれば思い切って買い替えも◎
「今の自分を基準にする」言い換えますと「今の自分にとってどうなのか」を基準にすることで、何か見えてきそうな気がしませんか?あわせて不要な過去や未来も断捨離できちゃういそうな気がしませんか。
おさらい:おさえておきたい基本のコツ
簡単な小さい場所から始める
優先順位をつける
今の自分を基準にする