収納方法にも色々ありますが、よく耳にするのが「見せる収納」、「隠す収納」。
主にどちらを選ぶかで、その形態や家具なども変わってきます。
さらに分けますと、「見える収納」にも分けられます。
ひとひとつ見ていきます。(中間的な位置づけもある場合もありますので、完全に分ける必要もないです)
見せる収納
どちらかというと、インテリア的要素(飾る)が目的の収納方法が「見せる収納」にあたります。
インテリアや雑貨が好きで、キレイに飾るのが好きな方向けです。
透明なガラス扉でも、扉のないオープンキャビネットでも、同じことですね。
お気に入りの雑誌の表紙、お気に入りの本、お気に入りのインテリア雑貨たちを、ゆったりと並べて、飾り棚として活用する。また、「魅せる」という意味で、素敵な空間を演出するという意味合いも含まれているでしょう。
その他、アクセサリー、食器類、ワイングラス、おうちカフェ、来客時のお茶セットなど、見せ方は色々ありますが、あえて見せることで、おしゃれな空間をつくる(使う頻度やお茶する時間も増えるかも)「見せる収納」。洋服や小物、コレクションなどにも。
例:
あめやちょっとしたお菓子などを、かわいい缶やビンに入れ替えてさりげなく並べる
紅茶の葉やコーヒー豆などを、統一した容器に詰め替え、カフェ風に並べる
ちょっと例外?ホテルなどでよく見かける、メモ帳やペン。雰囲気のあったもの・高級なものをさりげなく見せて置くことで、違ったものに変わりますね
メリット
- 空間の演出効果
- お気に入りの空間、スペースづくり
デメリット
- あまり出しすぎたり、テイストや色や形がバラバラだと、ごちゃごちゃした、ちぐはぐな空間に
- ガラス扉やガラスケースなどに入っていればまだ別ですが、「もの」は少なからず置いておくだけて、ほこりがつきます。使ってなくても、汚れてくる。ほこりを払う、拭くなど、日頃のお掃除に手間がかかるので、要注意かも
見える収納
「見える収納」、こちらは普段はあまり耳にする機会が少ないかもしれません。収納と言うと、ものをしまっておくイメージが強いですが(本来の収納の意味は、中に入れてしまっておくことなので正解なのですが)、頭につける言葉でその形態が変わるといったところでしょうか。
こちらも、透明なガラス扉でも、扉のないオープンキャビネットでも、同じことですね。
引き出しを開けて出して使うということは、表に出してあるものを使う場合よりも、さらにワン(1)アクション多くなるわけです。さらにしまう時もそうなります。
日常使いのものをいちいち、誰が、どこまでやってくれるかは、わかりません。いわゆる「だしっぱなし」になる可能性も高いです。「使ったらもとの位置に戻す」ことの理解を求め、話し合ってルールも決めておきたいですね。
例:
文房具・はさみなどはペンスタンドに入れて使いやすい場所に置く
リモコンなども、リモコンケースにまとめる
キッチンツール(お玉・フライ返し・ピーラーなど)は、つるす・ツールスタンドなどの入れものに入れて立てておく
メリット
- すぐに使える・使いやすい・取りやすい・取り出しやすい
- 手に取る、元に戻す、までのアクションがゼロ、またはワン(1)アクションで済む
- 何がどこにあるか、見えることで、わかりやすい
- 置き場所を決めてあげることで、だしっぱなしよりも、すっきり片づく
- 家族の理解を得やすい、皆が習慣になればさらに効果大
デメリット
- あまり出しすぎも、生活感たっぷりになってしまうかも。たとえ100均のケースでも、色や同じデザインのもので揃えるなど、工夫することで、すっきり、オシャレにまとまりそうです。
- ほこりや汚れについては、見せる収納と同じです。
- かごはかわいくて良く使われる収納グッズですが、洗えないものが多いうえに、拭きづらいことも。どこまで気になるかにもよりますが。(お手入れを考えると、できれば洗える、または拭きやすい入れものがおすすめ)
隠す収納
引き出しや、扉付きの棚にしまい、見えないようにする収納方法が「隠す収納」。
見えにくいところに置くのもこちらに入りそうですね。
メリット
- 見た目がキレイですっきりとする
- 広さを感じられる
- 生活感のない(漂わない)空間
- ほこりがつきにくく、日常のお掃除がラク
- 見えないところにお金をかけない、雑多なものもしまっておけばOK(笑)
デメリット
- どこに何があるか、皆がわかるようにする必要がある(把握しているつもりでも、忘れてしまい探すことになるかも)ラベル貼りなどで工夫
- 見える所にないと、単純にやらなきゃいけないことや、書類の内容も忘れてしまうことも
- 何でもかんでもの詰めすぎに注意、中もしっかり整理しましょう
- 使う時も、しまう時も、表に出してあるものを使う場合より、さらにワン(1)アクション多くなる
- いちいち出す・しまうこと自体がめんどうかも
- こちらは家族間の話し合いやルールを決めるのに少々難あり?全員が全員、片づけ好きなら、良いですが
感想とまとめ
3つの収納方法を、単純に、見えているか、見えないかで、分けますとこんな感じです。
見えている収納 | 見せる収納 | 透明なガラス扉、扉のないオープンキャビネットなど、インテリア的要素(飾る)の収納 |
見える収納 | 透明なガラス扉、扉のないオープンキャビネットなど、日常使いものを場所・入れものを決めて、「表に出す又は見えるようにに入れておく」収納 | |
見えない収納 | 隠す収納 | 引出の中、見えない扉の中に、「しまう」収納 |
収納を考えるときの、この考え方は、どの空間でも共通ですね。メリット・デメリット・好みもありますので、自分やご家族に合わせて見直してみてはいかがでしょうか。
「見せる収納」「隠す収納」あなたはどちら派?
「見せる収納」「見える収納」「隠す収納」あなたはどれがお好みですか?
3つの収納方法を組み合わせ、適度なバランスと、ムダのない収納空間づくりを目指したいですね♪
ちなみに:今の私は断然、隠す収納派です。
かくすというか、ほこり&お掃除の手間の方が嫌なので、しまっておきたいのですけど。(潔癖なのに面倒くさがり屋です)
以前の賃貸マンションではキッチンツールなどは、シンク(流し台)の上にフックで掛けてあったのを思い出しました。シンクの上でしたので、洗ってそのまま引っかければ、水切りも兼ねて、我ながらナイスアイデア(笑)で確かに便利だったかな。今はシンクの上は何もないので、できません。
コンロのそばの壁面に置いたり、つるすことも考えましたが、今は、引き出しにしまっています。
「見せる収納」としてオシャレなツールを飾るようにつるしたい願望はあるものの、油はねなどの汚れも気になるところです。