家づくりの最も重要なポイントのひとつ。「間取り」。
階段下の空間、どう有効活用しましょうか。
階段というと、間取り計画の中では、あまり注目を浴びない場所かもしれません。しかし、これが結構重要な場所なのです。
階段自体については、また別記事でまとめたいと思いますが、この空間をいかに有効に活かすかで、i家全体の収納の幅などが、大きく変わってくるでしょう。
今回は、「階段下収納」について考えてみます。
もくじ
階段下を収納として利用する場合、どこから使うようにするか
階段下を収納として利用する場合、間取りの中で、どこに面しての収納にするかは、アイデア次第で工夫ができます。(共通する部分もありますが、例をあげてみます)
奥行などのムダなデッドスペースが出にくいように、可能なら2方向から使えるようにするとさらに便利です。
主にリビング側
- 本棚として
- 雑貨類
- 書類棚
- こどものおもちゃ類
- 掃除機や掃除用具など
リビングの収納については、こちらの記事にもまとめています→間取りを考える:リビング収納
主にキッチン側
- パントリーとして食材の保管庫に
- ペットボトルなど飲料水のストック
- 調理家電の仮置き場など
主に玄関ホールや廊下側
- 上着・コート類
- お出掛け用グッズ
- 毎日持って出かけるものの、一時置き場として
- 雑貨類
- 掃除機や掃除用具
- 季節もの家電
- トイレットペーパーなどのストック
- 防災用品など
玄関の収納については、こちらの記事にもまとめています→間取りを考える:玄関収納
主に洗面側
洗面所は、意外とおきたいものがあるのに、収納スペースを取り入れない(取れない)場合が多く、ごちゃっとなりがちな空間。適材適所に収納できれば、快適な空間に近づけます。
- タオル、バスタオル類など
- 洗面台には入りきらない、家族分の小物類
その他のアイデア
- オープンにして飾り棚や本棚として
- オープンにして作業スペースとしても(パソコンコーナー、家事コーナーなど)
- 扉付き収納とオープンスペースの組み合わせも
- トイレを設置(建売住宅などによく見かけますが、少々もったいないかな)
階段下に設置したいもの
階段下を有効活用するときに、あったら、なお便利で、設置したいもの。
- コンセント
オープン棚にして、家電製品などを置く時に必要(オープンでなくても)
掃除機などのしまうスペースと同時に充電する場所などとしても
※位置や高さもよく検討を - 照明、ダウンライトなど
奥まった部分などは、明るく見やすくします
作業スペースの照明として - 棚やハンガーパイプなど、DIYが得意な方はご自身で楽しみながら作るのもありですが、どちらかと言えば苦手な方は、ある程度最初から大工さんに作ってもらった方が、仕上がりもよりキレイで良いでしょう(←我が家の場合(笑)DIY予定でしたが、いまだにやっていません)
気をつけたいこと
- 奥行がありすぎても、使いづらくなります
- 低くなる部分で、頭などをぶつける危険性もありますので、ご注意を
- 高さのある部分、低い部分などが出てきますので、置きたいものに合わせて、便利に使いこなす計画を
まとめ
場所をとる階段ですが、アイデア次第で、何でも置けちゃう、
便利な空間(収納)に変身させちゃうわけです♪
とくに新築時は、設計段階からの、綿密な計画をおすすめします。
依頼先の担当者と、できるだけ詳しく相談することが重要です
階段の位置は、ほぼ変えられない:
大きな意味での間取りのやり直しは、ほぼ、きかないと思っていた方が無難です。
特に、階段の位置や、形まで変えるのは、新築の保証期間や費用面からみても、まず考えられないでしょう。
(将来、大々的なリフォームを視野に入れる場合を除き)
後悔しない為にも、ご検討にご検討をかさねてみてはいかがでしょうか。
せっかくの空間を最大限に有効活用させましょう♪
以上、「間取りを考える:階段下収納」でした。